図鑑No.125 熊野
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最終更新日:2014/01/14
艦娘図鑑
「熊野」は最上型重巡洋艦の4番艦。
艦名は奈良・和歌山・三重に渡って流れる熊野川に由来。
進水:1936年
全長:200,6m
全幅:20,2m
速力:35,36ノット
CV:ブリドカットセーラ恵美
台詞等から見る史実
最上型だが、鈴谷同様セーラーではなくブレザー。(理由は鈴谷の図鑑参照)
鈴谷が今どきのJKといった感じなら、こちらはお嬢様学校の学生と言った感じ。
ドックに入るときはエステを要求したり、ランチはサンドイッチ(彼女曰くコンビニで買ってきたようだが)、お肌を気にしたりと、育ちがいい感じの言動が目立つ。
しかし戦闘になると、「とぉぉ↑おう↓」「ひゃあぁ!」など奇声を上げる。公式四コマでは「テニスの選手みたい」とネタにされた。
それと、一人で出かけると帰ってこれないらしい。破損後、日本帰還を試みたが結局帰れなかった史実が元ネタ。
なお、相方に比べると胸が慎ましい。
史実では、マレー上陸作戦、ミッドウェー、ガダルカナル、第二次ソロモン、南太平洋海戦などに参加。
鈴谷の項でも触れたが、ミッドウェー海戦では第7戦隊旗艦として参加。第8駆逐隊(朝潮・荒潮)と共に第2艦隊の護衛に就く。
連合艦隊司令部からの相次ぐ方針転換により途中で第8駆逐隊を置き去りにし、突出する形となった。その結果、対潜哨戒ができない重巡4隻(最上型4隻)の状態となり、米潜水艦からの攻撃を受けることとなる。
旗艦であった熊野は慌てて回避指示を出すが、戦隊は混乱、最上と三隈の衝突事故が起こってしまった。司令官は損傷した最上と三隈にトラック泊地への後退を指示して鈴谷と共に主力艦隊との合流を目指した。三隈はこの後の米軍からの攻撃により沈没している。
その後、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦(翔鶴・瑞鶴・瑞鳳からなる機動部隊の直衛)、マリアナ沖海戦に参加。
最後は本土への回航中に米潜水艦の雷撃を受けて沈没してしまい、帰ってくることは叶わなかった。
熊野は最後の1ヶ月間に魚雷6本(もしくは8本)、爆弾10発という多大な被害を受けている。
その度に応急修理をしては出撃、そしてまた応急修理にと奮闘したが結局帰還は果たせなかった。
艦これでの運の低さはこの辺りに由来しているのかもしれない。
というか普通これだけ被弾すれば、戦艦でも沈むレベルなので、いっそ耐久値が高くてもいいんじゃないだろうか・・・。
余談なのだが、ここまでの図鑑No順で、夕張・初風・舞風・鈴谷・熊野の声優さんの「ブリドカットセーラ恵美」さんは本名である。
オーストラリア人の父親と日本人の母親のハーフで、福島県出身。
英表記では「Sarah Emi Bridcutt」。ファーストネームが「Sarah」、ミドルネームが「Emi」、ファミリーネームが「Bridcutt」となるが、日本の戸籍法ではミドルネームの規定が無い為、「セーラ恵美」がワンセットで名として扱われている。
ちなみに、2013年12月現在、日本の声優の中で最も長い名前であり、その字面のインパクトから彼女がレギュラーとなったアニメのエンディングでは、こちらが役名だと勘違いする人もいたとか。
声めっちゃ可愛いですよね。もう1隻追加されれば艦隊が組めるのに!
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