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図鑑No.17 綾波

公開日: : 最終更新日:2013/12/18 艦娘図鑑

艦これ 図鑑No.17 綾波

「綾波」は特型(吹雪型)駆逐艦の11番艦。

その名を持つ艦としては神風型駆逐艦「綾波」に続いて2代目である。

進水:1929年

全長:118m

全幅:10,36m

速力:38,0ノット

CV:東山奈央

 

台詞等から見る史実

特型(吹雪型)駆逐艦の11番艦であるが、実質吹雪型の改良艦となっており、特型Ⅱ型(綾波型)駆逐艦という分類の1番艦。

Ⅰ型(吹雪型)との違いは主に煙突の形状と主砲のタイプ。

「第四艦隊事件」という大規模な海難事件の影響で改良が施された。

 

太平洋戦争では第1艦隊第3水雷戦隊に所属し数々の戦闘に参加している。

その中でも有名なのはやはり第3次ソロモン海戦

 

 

第3次ソロモン海戦第二夜戦にて、「綾波」は霧島率いるガダルカナル飛行場砲撃隊の前路警戒にあたるための掃討隊として、「川内」「敷波」「浦波」とサボ島付近を航行していた。

敵艦隊を発見した「浦波」が報告・追尾を開始。支援に急行するが、「綾波」には島に遮られて報告が行き届かなかった。

こうして単独哨戒中となった綾波も敵艦隊を発見。砲雷撃戦のため増速して突撃を開始した。

綾波にとって不運だったのが、この突撃の直前に掃討隊主力の「川内」以下3隻は形勢不利とみて一時後退を始めたところだった。綾波は戦艦2駆逐艦4隻の米艦隊に対して単艦で突撃する格好になってしまったのである。

 

しかし綾波は臆することなく突撃を続行。距離5000となったところで砲撃を開始。

初弾が敵3番艦駆逐艦「プレストン」、ついで1番艦駆逐艦「ウォーク」にも直撃、火災を発生させる。

その一方で敵のど真ん中に突っ込んだ綾波は第一煙突に被弾、その余波で魚雷発射1番連管が故障し発射不可となってしまう。

更に左舷の艦載内火艇に被弾。艦載内火艇のガソリンタンクから火災が発生し、魚雷が炙られ、いつ爆発するか分からない苦境に追い込まれる。

 

艦長はこの苦境に怯むことなく即座に攻撃可能な2番、3番連管による攻撃を命令。この発射した魚雷が「ウォーク」の艦首部に命中。前部の主砲弾薬庫を誘爆させ、「ウォーク」はそこから艦体が2つに折れ轟沈した。

さらに2番艦駆逐艦「ベンハム」艦首部にも命中。「ベンハム」は艦首が潰れて航行不能となり艦隊から落伍した。

 

こうして戦果は挙げたものの、米艦隊による反撃で「綾波」は次々と命中弾を受け2番砲塔は被弾し沈黙、さらに機関室に2発被弾して航行、操舵共に不能となってしまった。

ここでようやく霧島本隊直衛の軽巡「長良」以下5隻(五月雨白雪初雪)が戦場に到着。

綾波による砲撃で火災のひどかった「ブレストン」を轟沈させ、さらに4番艦の「グウイン」を中破、艦隊から落伍させた。

 

被害甚大となって漂流を始めた「綾波」ではあったが、喫水線下への被弾はなかったため浸水はしなかった。

しかし上甲板の火災は既に消火不能となっており、魚雷の誘爆は時間の問題と見た艦長は総員退艦を下令。生存者は全員海へ飛び込み救助に駆けつけた浦波に収容された。

「浦波」に生存者全員が救助された直後、遂に魚雷が誘爆。2度爆発した後、綾波はソロモンの海へと沈んだ。

 

こうして日本艦隊の戦果の半分以上(敵駆逐艦を2隻沈め、1隻を大破させた)を単艦で挙げるという駆逐艦としては異例の大戦果を挙げた。

また、綾波自身は沈んだものの、それだけの奮戦にも関わらず、生存者も多く8割以上が生還している。

 

 

1992年にアイアンボトム・サウンドの潜水調査でサボ島の南東、海面下700mの海底で吹雪型駆逐艦が発見された。

船体が艦橋の後方、一番魚雷連管周辺で破断しており、煙突形状と船体に刻まれた「ア」の文字から綾波と確認された。

現在も「綾波」はアイアンボトム・サウンドに多くの僚艦や敵艦と共に眠っている。

 

 

艦これではその活躍の割りにはちょっと不遇な綾波。

改二の実装も近いかもしれない。

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