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図鑑No.015 61cm四連装(酸素)魚雷

公開日: : 最終更新日:2014/01/15 装備図鑑

艦これ 図鑑No.015 61cm四連装(酸素)魚雷

図鑑説明文の通り、魚雷装備の決定版。艦これにおいても61cm五連装(酸素)魚雷は入手が困難なため実質、魚雷装備の最終形と言ってもいい。

主な入手手段は駆逐艦や軽巡の改装時に持ってくる。五十鈴改も持ってくるので、序盤のうちは21号対空電探と共に集めたい装備。

また、北上大井の”改”では2つ装備しているので、数を揃える際には有効。

 

九◯式四連装魚雷発射管」がモデル。発射管自体は61cm四連装魚雷の発射管を小改造したもの。

酸素魚雷は1933年採用の九三式酸素魚雷であるが、初期装備として搭載していたのは陽炎型以降で、それよりも以前は九◯式魚雷から変更される形で搭載した。

酸素魚雷」とは、帝国海軍のみが実用化した”酸素“でエンジン燃料を燃やして走る魚雷のこと。図鑑の通り、大威力長射程を誇る秘密兵器である。そのスペックは当時の米軍の魚雷と比べ爆薬量が1.7倍、雷速1.2倍、最大射程4倍、さらにはほぼ無航跡というぶっ飛んだ性能。実際終戦までこれを越えるスペックの魚雷は現れなかったほどである。

ただ、上記の比較対象の米軍は開戦当初は魚雷にわりと無頓着だった。戦争が進むにつれて、特に1942年に開発されたトーペックス(新型の爆薬)の登場の頃には、酸素魚雷は未だ優秀ではあったものの、あくまでも常識の範囲内に落ち着いた性能となった。

戦争後期に潜水艦に撃沈される艦艇が増えた要因の一つもこれ。米軍の魚雷性能は飛躍的に上がったためである。

 

破壊力ではトーペックスの開発などにより追い付かれたものの、長射程無航跡は最後まで変わらず。

空気“を使用する他の魚雷と違い、わざわざ危険な”純粋酸素“を燃料酸化剤に使用した甲斐あって、酸化剤の体積が少なく済むので超射程が実現できた。その射程は通常の3~4倍で、最大射程は40km。さすがにその距離は当たらないようだったが、それでも実用射程は15kmと一般的な魚雷の数倍。

無航跡に関しては、空気を使用すると大量の窒素が放出され、長大な泡の航跡(ゲームの魚雷でも後ろに伸びてる白い跡)が現れるが、酸素魚雷の場合は二酸化炭素を放出するため殆どが水に溶けて航跡がほぼ現れなかった。そのため航跡の視認は困難で、相手側からすると回避が難しいのである。

このように圧倒的な性能を誇った九三式酸素魚雷だが、実戦での成果はというと、確かに多数の艦艇を沈めているが圧倒的というほどでもなかったというのが実際のところ。これは性能と言うより運用面でのミスもあった。

信管調節機能をつけていたため、兵士たちが当たっても爆発しないのを恐れて過敏に設定しすぎて、敵艦に当たる前に波浪の衝撃程度で自爆した。設計者は「余計な機能を付けた」と嘆くこととなる。

他にも高速で運動しながら発射したためにジャイロが破損したり。

ちなみに、その長射程ゆえ、外した魚雷が友軍艦を沈没させたり、10km先にいた別の敵艦に命中して大破沈没したりと予想外の事態も何度か起こったようだ。

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