図鑑No.35　長月

「長月」は睦月型駆逐艦の8番艦。

艦名は旧暦で9月のこと。同名艦に神風型駆逐艦の「長月」がいるため2代目。

進水：1926年

全長：102,72m

全幅：9,16m

速力：37,25ノット

CV：日高里菜

台詞等から見る史実

建造当初は「第三十号駆逐艦」という艦名だったが、後に「長月」と改名。

「皐月・水無月・文月」と共に第22駆逐隊に所属した。

日中戦争では中支・南支方面に進出。仏印進駐作戦にも参加した。

太平洋戦争では緒戦のフィリピン攻略戦、ジャワ島攻略、バタビア沖海戦などに参加。

特にガダルカナル島撤収作戦（ケ号作戦）の参加は有名。その後は輸送任務に従事した。

1943年7月のソロモン方面コロンバンガラ島の鼠輸送任務に参加。米水上部隊の迎撃を受けながらも揚陸を成功させた(クラ湾夜戦)。

しかし長月はこの揚陸中に誤って座礁してしまい、離礁できないまま翌日に米軍機の爆撃により大破、そのまま放棄された。

ちょっと悲しい最後ではあるが、睦月型12姉妹は全て戦時中に沈没しているので、案外逝った先で仲良くやっているかもしれない。というかそうであってほしい。

ちなみに睦月型12隻中10隻が空襲により沈没している。実はこういう例は世界的に見ても稀有だったりする。

空襲以外の2隻については、共に未実装の「卯月」が水上戦闘で、「水無月」は潜水艦の雷撃で沈んでいる。