図鑑No.106 翔鶴
公開日:
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最終更新日:2014/01/14
艦娘図鑑
「翔鶴」は翔鶴型航空母艦の1番艦。
ワシントン海軍軍縮条約終了後に設計・建造された大型空母である。
進水:1939年
全長:257,5m
全幅:26,0m
速力:34,2ノット
CV:野水伊織
台詞等から見る史実
おっとりした雰囲気の銀髪ロングヘアーが特徴。勝ち気な性格の妹の瑞鶴とは対照的。
その雰囲気から「新妻」と呼ばれることもある。女子力高い。
中破時に分かるが、下着には紐パンを履いており、その大人しそうな雰囲気からのギャップにやられる提督も多数。イエス、ヒモパン!
史実での彼女は、開戦時において最新の正規空母であり、正規空母の決定版ともいうべき高性能。
艦載機の搭乗員の練度等を除くと一航戦や二航戦よりも全然高性能な空母だった。
胸当てに書かれた「シ」の字は艦の識別用文字。
特に翔鶴型姉妹は搭乗員が間違えて着艦したこともあるというほどに似ていたため、この文字は重要な意味があったと言われる。
開戦時には、瑞鶴と共に第五航空戦隊(五航戦)を編成し、第一航空艦隊(南雲機動部隊)に所属して真珠湾攻撃に参加した。
その後、セイロン沖海戦、珊瑚海海戦に参加。
珊瑚海海戦では、モレスビー(米豪軍の拠点)の攻略を目標としており、五航戦もこの作戦部隊のMO機動部隊に編入され、ポートモレスビー攻略作戦が実施された。
これを米軍が迎え撃ち、珊瑚海海戦が勃発。
この海戦では祥鳳の喪失と翔鶴の被弾により、上陸を断念することとなっている。
ちなみに、この時の失敗を翔鶴の被弾のせいであるという意見もあるが、瑞鶴はこのときスコールの雨雲に隠れており、結果的に晴天下にいた翔鶴に米航空機の攻撃が集中することになったので、翔鶴だけが被弾することになったのは仕方のない部分もある。
放置時の「提督?あの、そろそろポートモレスビーを…」という台詞はこれが元ネタ。
修理を終えた後は、第三艦隊第一航空戦隊旗艦となり、南太平洋海戦に参加。
ソロモン海でも被弾し大破したため、2度の大きな海戦における被害の差から、瑞鶴は「幸運艦」と呼ばれた。
それに対して翔鶴の不幸については、公式4コマでもネタにされており、他の不幸代表(?)の扶桑姉妹や陸奥からお茶会に誘われている。
新鋭空母「大鳳」が完成し、旗艦を移した頃の1944年。
マリアナ沖海戦が生起、翔鶴もこの戦いに参加する。
この戦いで米潜水艦「カヴァラ」(SS-244)の雷撃を受けて沈没。
台詞で「潜水艦には気をつけてね?」と言っているのはこれが原因である。
また、生存者は軽巡「矢矧」と駆逐艦「秋月」に救助されている。そのため、轟沈時の台詞にはこの2隻の名前が出てくる。
このように出撃のたびに被害を受け、妹と比べられたことからついたアダ名は「被害担当艦」。
小破時の「も、もうなんで私ばっかり!」といった発言はこのことから来ている。
ただし、見方によっては敵からの攻撃を一手に引き受けていたとも言え、事実、姉が沈んだ後は妹の瑞鶴もあっさり戦没している。瑞鶴のいう「幸運の女神」とは翔鶴のことだったのかもしれない。
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