図鑑No.65 飛鷹
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最終更新日:2014/01/04
艦娘図鑑
飛鷹型航空母艦の1番艦。
ただし、海軍の公式記録では「隼鷹」を同型艦の1番艦として「飛鷹」を隼鷹型航空母艦の2番艦としている。
進水:1941年
全長:219,32m
全幅:26,7m
速力:25,5ノット
CV:大坪由佳
台詞等から見る史実
飛鷹自身よく間違えかけているが、元々は客船「出雲丸」として建造されていたものを途中で航空母艦に改装したもの。
紀元二千六百年記念事業の一環として計画されたもので、「出雲丸」「橿原丸」の名前は勅祭社である出雲大社、橿原神宮から拝領している。
そのためか、イラストでは袴姿の空母が多い中、飛鷹型は陰陽師風な格好をしている。
商船改造空母であるため速力は正規空母の30ノット以上と比較するとかなり遅く、鋼板も薄く防御能力でも見劣りしたが、航空機搭載能力は蒼龍に匹敵した。また、21号電探も装備されており、対空兵装は正規空母に見劣りしない。
艦これでも速力が「低速」に分けられている。にも関わらず、回避の上限が高い理由は機関部が優秀だったため。(エンジンは建造当初ではトップクラスの出力を誇っており、スクリューの直径は日本海軍最大の5,5mだった。)
軽空母だが、25,000トン弱という多くの正規空母よりもでかい図体を持つ。
これは商船の改造空母は軽空母とされるという風習・認識のようなものがあるため。
どこの国も商船改造空母は小さいのが普通だったので、こういった風習があった。むしろ飛鷹型が例外だったりする。
ちなみに戦艦や巡洋戦艦からの改造の場合は正規空母。
その大きなボディからなる搭載数で、高い航空機運用能力を誇っていたが、天山などの新型機が登場し始めるとその速度の遅さから運用が困難になるという致命的な問題が発生してしまった。
(新型の航空機ほど機体は重く、空母の速度か飛行甲板の長さが足りないと飛び上がれない。)
実は妹の「隼鷹」の方が先に完成していて、まだ竣工していなかった「飛鷹」はミッドウェー海戦の支援作戦であったアリューシャン方面の戦いに参加できていない。
出撃時に「次はどこ?アリューシャン方面?」と言っているんだが、あなた参加してないんですが・・・
また、機関の故障により南太平洋海戦や第三次ソロモン海戦にも参加できなかった。
大事な海戦にはことごとく参加できなかったドジっ娘なのである。
そんな彼女の最後となった戦いはマリアナ沖海戦。
米空母「レキシントン」の艦載機からの攻撃を受けて航行不能に。
消化ポンプが故障して、消化活動ができなくなった時点で艦を救うことを諦めた。
夕日に照らされる中軍艦旗がおろされ、整然と退艦が行われたという。
やがて「飛鷹」は左舷に傾斜すると、艦尾から沈没した。
中破時の台詞「消化ポンプが故障って・・・」や轟沈時の台詞「火災鎮火は…無理か…」
といった言葉はこのことが元になっている。
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