図鑑No.52 古鷹
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最終更新日:2014/01/04
艦娘図鑑
古鷹型重巡洋艦の1番艦。
名前の由来は古鷹山。重巡は山の名前から取るのが通例。
進水:1925年
全長:185,166m
全幅:16,55m
速力:34,6ノット
CV:大坪由佳
台詞等から見る史実
日本の主力巡洋艦だった5500トン型軽巡洋艦がアメリカのオマハ級軽巡洋艦に比べて大きく劣っていたため、それに対抗するのに造られたのがこの古鷹型重巡洋艦。
建造には実験艦としての性格が強かった「夕張」を参考とし、これを拡大・改良したものである。
ワシントン軍縮では巡洋艦の定義は排水量10,000t以下、砲口径5inch以上8inch以下とされたが、保有数に制限はなかったため、当初の14cm主砲ではなく20cm主砲を搭載することにした。
その後のロンドン軍縮では、排水量に関わりなく重巡洋艦とされて保有制限を受けたため、搭載砲塔が条約ギリギリの20.3センチ連装砲に換装された。
戦歴は自己紹介にある通り、第一次ソロモン海戦での活躍が有名。
第8艦隊の中核戦力として活躍。ほぼ損傷なしで連合艦隊の重巡洋艦4隻を撃沈するという戦果を挙げている。
アメリカ側からは戦後の太平洋戦史を纏めた研究者曰く、「これこそがアメリカ海軍の被った最悪の敗北のひとつである」とされている。
最後となったのはサボ島沖海戦。
旗艦「青葉」に乗った五藤少将の司令部が敵艦隊を友軍だと誤認したため、発光信号を送ってしまい、敵艦隊からの砲撃を受けて炎上。
撤退する青葉の身代わりとなるために「古鷹」は青葉が送っていた発光信号と同じものを発しながら敵艦隊の射線上へ出て囮となった。
敵艦の砲撃や魚雷誘爆による大火災が起こりながらも、青葉を撤退完了させるまで盾の役割を担った。敵巡洋艦に損害を与えるなど反撃を続けた古鷹だったが、90発にも及ぶ直撃を受けてついに沈没した。
旗艦の身代わりとなっての壮絶な最後だった。
彼女のイラストの左目はこのサボ島での際に探照灯を灯し、左舷砲雷撃戦を行ったためであり、敵の攻撃で火災を起こしたので火傷痕のようになっている。(と思っていたが担当絵師さんによると火傷ではなく影の模様)
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