図鑑No.51 最上
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最終更新日:2013/12/23
艦娘図鑑
最上型重巡洋艦の1番艦でネームシップの「最上」。
艦名は最上川から。ミッドウェー海戦での損傷後、航空巡洋艦に改装。
進水:1934年
全長:200,6m
全幅:20,6m
速力:35,96ノット
CV:洲崎綾
台詞等から見る史実
呉海軍工廠にて建造された最上型の1番艦。名前が川に由来(軽巡は川)なのは、元々が軽巡だったから。
軍縮に対応して軽巡として造られたが、後の条約失効を見越した造りとなっており、条約下では軽巡としての制限ギリギリの15,5cm三連装砲を15門とてんこもり。条約失効後には20,3cm連装砲へと換装している。 が、一応書類上は終生軽巡のまま。
ちなみにこのとき外された15,5cmは「大和」の副砲と「大淀」(艦これでは未実装の軽巡)の主砲へと流用されている。
艦これでもレベル10という早さで改造可能な航空巡洋艦への改装は、ミッドウェー海戦での損傷を直す際に行われた。
参加海戦は主なものでバタビア沖海戦、ミッドウェー海戦、スリガオ海峡海戦など。
彼女の自己紹介の通り、衝突事故もだが、基本的に不運続きの艦だった。
竣工後には第四艦隊事件(台風による大規模海難事故)に遭遇するし、バタビア沖では発射した魚雷が回避され味方3隻に直撃したり、ミッドウェーでは「三隈」と衝突事故、スリガオ海峡海戦では大破・操舵不能となりながらの退避行動中に「那智」にぶつけられた。その挙句、最後は航行不能となったため雷撃処分にされた。
その不運さは、史実を見れば不幸姉妹よりもよっぽど不幸な気が・・・。
ちなみに、最上型は彼女だけじゃなく、姉妹ごと似たような経歴だったりする。もはや呪い。
余談だが、あまり語られることはないが、新世代として造られた艦だったのでこの型からは居住性が大幅に改善されている。
具体的には、通風性・冷暖房の設置・居住区にベッド・私物用保管庫・ウォータークーラーの設置などがされた。
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