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図鑑No.030 21号対空電探

公開日: : 装備図鑑

艦これ 図鑑No.030 21号対空電探

これが初めての電探となる提督も多いであろう通称「五十鈴電探」。

その名が表す通り、五十鈴が改造時に持ってきてくれる。というのも、開発をしてみると分かるが、電探の開発は出現率が低く、なかなか大変な作業である。そんな中でレベル12という低さで改造が可能で”電探“を持ってきてくれる五十鈴改は優秀。

性能はといえば、大型電探の中では正直微妙な部類。だが、序盤においては渦潮の被害を抑える効果を得るためにも、手に入れやすい五十鈴電探は重宝される。

また、対空電探と称されているが、図鑑説明文にもある通り、水上艦艇に対しても命中率が上がるとも言われており効果がある模様。「対空電探は艦隊防空に効く」との運営公式発言もあり、「艦砲の対空値」と「電探の対空値」とでは内部処理が違うのかもしれない。2014.1月現在それらの内部処理やシナジーなどに関しては未だ不明。

 

元ネタは、日本海軍の「二式二号電波探信儀一型」で、略して「21号電探」。「二号」から分かるように艦載見張用電探である。

史実での性能は、単機の航空機なら70~80km、編隊を組んだ航空機なら100km先まで探知可能で、水上艦艇も20km先まで探知可能。そしてイラストでもなんとなく想像出来るように、艦橋上に搭載されグルグル回る。

本格的な運用開始は1942年6月頃、つまりミッドウェー海戦の直後である。ミッドウェー海戦のとき、伊勢で試験的に搭載された際、有効に働いたため正式に採用されるに至った。

その後最初にこれを載せたのは翔鶴飛鷹隼鷹と言われている。

欠点としては非常に重いこと。重量は840kgであり、この重さの電子機器を搭載することは結構大変であった。そのため、その後に登場する小型で軽量な(なおかつ性能は優秀)13号対空電探に主力対空電探の座を明け渡した。

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