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図鑑No.132 秋雲

公開日: : 最終更新日:2014/01/14 艦娘図鑑

艦これ 図鑑No.132 秋雲

「秋雲」は陽炎型駆逐艦の19番艦(最終)。

長らくは夕雲型駆逐艦とされてきた。

進水:1941年

全長:118,5m

全幅:10,8m

速力:35ノット

CV:竹達彩奈

 

台詞等から見る史実

本人も言っている通り、以前は夕雲型2番艦とされていた。1944年の調査により海軍の内令や工廠の図面等に「陽炎型秋雲」の記述があることが発見され、陽炎型の最終型という研究が発表された。

秋雲型1番艦として建造するはずだったが、対米関係の悪化から1隻でも多くの新造駆逐艦を欲した海軍の要請により急を要したため、陽炎型の図面を使用。そのため完成は陽炎型になった。

余談だが、マル4計画で建造された「新世代の水雷戦隊の構成艦」の1番艦は全て「」から始まる。

阿賀野」「秋雲」「秋月」。このことからも秋雲型1番艦の予定であったことが伺える。

艦これでは記述としては陽炎型、服装としては夕雲型という形を取っている。

 

服装は夕雲型のブレザー、後述の史実より絵が上手い設定、性格はちょっと忙しなく、そしてドヤ顔。

そのポーズと顔から「コロンビア」と呼ばれたり。初代コロンビアに鬼怒がいるため、こちらは2号と呼ばれることも。

あと、放置ボイスによれば絵が上手いだけではなくサークル参加もしているようで、入稿日に追われているご様子。

 

 

史実では、夕雲巻雲・風雲と共に第10駆逐隊を編成。

艦これでもたびたび上がるスケッチのエピソードが有名。

1942年の南太平洋海戦で沈みかけている米空母「ホーネット」をスケッチした。

報告提出のために記録を残そうとしたのだが、夜だったため写真が撮れず、艦長が絵の上手い信号員に描かせた

スケッチを担当した信号員が「細部が見えない」と申し出ると、艦長はスケッチの助けにしてやろうと「探照燈照射用意」と令して、ホーネットに向けて何度もサーチライトを照射した。

この行為は自らの存在を敵潜水艦に知らしめることにも繋がりかねず、事情を知らない他の乗組員は驚き、巻雲からは「如何セシヤ」の発光信号が送られた。

艦長は周囲の心配というか驚きをよそに5回、6回もサーチライトの照射を行ったが、幸い敵に発見されることなく無事にホーネットの最後の姿を描ききることが出来、信号員が描いたこのスケッチは後世に残された。

秋雲の運の値が高いのはこのエピソードに由来する。

またホーネットはB-25を飛ばして東京を空襲した空母でもあったため、乗組員の中には「東京空襲の仇を取ったぞ」と喝采をあげる者もいたとか。

 

最後は1944年にダバオへと向かう航行中に米潜水艦に発見され撃沈された。

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