図鑑No.051 12cm30連装噴進砲
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装備図鑑
対空機銃の中では最も強力な装備、通称「ロケラン」。図鑑説明文の通り本来はロケットランチャーなのだが、このゲームでは機銃扱いである。用途は同じ対空兵装。
2014.1月現在開発不可。ちとちよの改造か鶴姉妹の改造でのみの入手となる。
数を揃えるのは大変だが、優秀な対空装備なので、いくつかは確保しておきたいところ。
元ネタは帝国海軍の「十二糎二八連装噴進砲」の後継であるコレの30連装モデル。連装数以外はほとんど同じもの。装填されるのは四式焼霰(しょうさん)弾と呼ばれるロケット弾。ロケット式焼霰弾なのでロサ弾とも呼ばれていた。
伊勢・日向に載っているのは元々の28連装のもの。30連装が載ったのは航空母艦葛城(未実装)。
「砲」とあるが構造的にはロケットガンではなくロケットランチャー。また、RAM(近接防空ミサイル)の通称も一部ではあるらしいが、撃つのはミサイルじゃないので別物である。箱型の発射機にロケット弾が多数並んでいる様が似ているからかも。
ちなみに、「ミサイル」とは、弾頭を装備し、ロケットエンジンやジェットエンジンなどで飛翔し、何らかの誘導装置で目標に誘導される兵器のこと。日本語では誘導噴進弾。
有効射程は1500mほどで、敵機の撃墜は難しかったという。
しかしその威嚇効果はかなりのもので、伊勢では急降下爆撃の回避に活用していた。中瀬艦長曰く、突っ込んでくる敵機の鼻先でこれを炸裂させたら、敵機が右に左に逃げて行くのが見えて痛快だったとのこと。
日向の野村艦長は、高角砲よりも噴進砲のほうがよく当たったと証言している。
1回撃つごとに発射炎により過熱するため、担当砲員は防炎服装備が必須であり、それでも危険だった模様。また、再装填にもかなり時間がかかり、速射性が必要とされる対空砲としては致命的な問題も抱えている。
本砲搭載のロサ弾は対空ミサイルのような「敵機に命中させる」性格のものではなく、射出後に時限信管でロサ弾1発あたり60発内蔵されている黄リン性焼夷弾をばら撒くためのものである。元々対空機銃は敵機を撃墜するのが主目的ではなく、敵機を近づけない・投弾、爆撃コースに乗せないための兵器であり、高い対空値は後者の効果を重視してるためである。
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