図鑑No.036 九一式徹甲弾
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装備図鑑
火力と命中が上がる。また、隠し効果としてクリティカル率が上昇すると言われている。
のだが…徹甲弾ガン積みしてもクリ率が変わらないとか、変わったとしても結局大和砲のほうが安定するとも言われる。夜戦での連撃装備にする際に、主砲×2・副砲と積むとカットインになるため、選択肢として入ってくる。
戦艦、航空戦艦に搭載可能で、高速戦艦である金剛型には装備不可。史実では巡洋艦でも搭載していたことを考えるとゲームバランスからの配慮だと思われる。
元ネタは帝国海軍の特殊徹甲弾、「九一式徹甲弾」。図鑑説明の通り、海中突入後急激に向きを変え、魚雷のように敵艦水線下に突き進み、喫水下を破砕する特殊徹甲弾。これを水中弾効果と呼び、帝国海軍はこの効果に注目していた。よく、帝国海軍だけが水中弾効果を認識していた、などとも言われるが誤りであり、米軍でも警戒されていた。
ちなみに、一般的な徹甲弾でも水中弾効果は発揮できる。ただし、その効果は砲弾直径の80倍程度で大和型の46cm砲でも僅か3680cm=約37m。この九一式徹甲弾では200倍、大和型の46cm砲では9200cm=92mと言われている。
構造としては、砲弾の頭の部分が三重構造になっており、イラストで見えるのは風防部分である。 その下に砲弾の被帽頭、そして砲弾そのものの平頭があった。水中に突入した場合、これら被帽が吹き飛び平頭の砲弾のみが水中を直進する。
実際にはどうだったかというと、”水中弾を発生させることが出来れば“強力だったが、そもそもその発生は滅多にしない。さらに発生率は普通の徹甲弾とあまり変わらなかったという。一般的な徹甲弾として使用した場合は、貫徹能力は普通の徹甲弾に劣る上に、水中弾効果を活かすために信管設定が遅めになっていたこともあり、普通の徹甲弾を使っていたほうが強かったり…。
唯一(?)良くなった点としては、これも図鑑説明にある通り、形状のおかげで空気抵抗が少なく、射程距離が伸びた。
…のだが、その後端を絞った形状(ボートテイル)にしたことで、弾道の安定性が悪化し、散布界が大きくなった。つまり当たりにくくなった。
全体的に史実でも(今のところ)ゲームでも微妙装備である。
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