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図鑑No.020 零式艦戦21型

公開日: : 最終更新日:2014/01/15 装備図鑑

艦これ 図鑑No.020 零式艦戦21型

正規空母の初期装備で九六式艦戦の上位互換となる艦戦赤城さんも持ってきてくれるので、序盤に赤城と共に心強い味方となる。

上位の52型も比較的手に入りやすい装備なので、中盤に進むにつれてそちらにしていきたいところ。

 

元ネタは、「三菱 零式艦上戦闘機二一型(A6M2b)」。有名な零戦(ゼロ戦)の初期型で、数々の神話を築いた傑作機。先行量産型(11型)を基に艦載機としての機構を実装。本格的な量産が行われ、大戦初期の快進撃を支えた。

生産は開発元の三菱だけでなく、中島飛行機でもライセンス生産が行われた。総生産10000以上と言われる零戦シリーズの2/3が中島製。

九六式の要求性能が無難なものであったのに対し、一二試艦戦として課せられた要求は厳しいものだった。

あまりの厳しさに中島は開発辞退。三菱は2人の高官から「格闘力」と「速力と航続力」を優先との答えを得て、開発を継続する。
この結果、運動性能は神、防御力は紙とも言われる機体が完成する。大馬力エンジンがなかったため、格闘力と速力、航続力を優れたものにするには軽量化しか術がなかった。
ボルトやネジの1本に至るまで徹底され、重量増加に繋がる防弾装備は優先度が低いこともあって見送られた。

実際に、最前線のエースパイロットの多くは軽快な格闘機を求めており、彼らは工場出荷状態に満足せず、信頼性に欠ける通信機を外してアンテナを切り落とし、パラシュートも放り捨てると、更なる軽量化をしたという。

 

21型とは「機体Ver2、エンジンVer1」を示す。そのため読みは「にじゅういち」ではなく「にーいち」。本来なら彗星一二型甲のように漢数字で表すが、ゲーム表記が21なので艦これでは数字で書く人が多い。

一般に「零戦」と言うと暗緑色に塗装された52型を思い浮かべる人が多いが、真珠湾を始め、緒戦で活躍したのはこちら。暗緑色の塗装は昭和18年6月頃から正式化され、それ以前は空中での視認性を低くするために明灰白色の塗装だった。

現在(2014.1月)公開中の小説「永遠の0」の実写版映画ではほぼ全シーンで21型が登場。明灰白色の赤城搭載機や緑まだらのラバウル航空隊機と言った、様々な21型の姿が見れる。私も公開初日に見に行ったけど、艦これファンなら見ていて損はない映画かと。小説より少し端折られているので、出来れば小説も読んでほしい。

 

初期の配備数は僅か400機。その400機で西太平洋の連合軍機を全て駆逐して制空権を確保。南雲機動部隊と共に最強の神話を作っていった。

しかし、アクタン・ゼロ(古賀のゼロ)の発見(不時着に失敗したゼロ戦でほぼ無傷で見つかったため米軍のゼロ戦研究に役立った)や対零戦戦闘術の考案を機に立場が逆転するようになる。

こうして後継機開発の遅れや熟練搭乗員の減少、そして複雑な生産工程と脆弱な工業力による工作精度の低下、米軍側からは傑作戦闘機F6Fを投入されるなどして、零戦神話は崩壊していった。

 

尾翼の機番はほとんど見えないが、マーキング等からV-107と思われる。台南海軍航空隊所属機で、撃墜王と名高い坂井三郎氏の乗機の一つとして紹介される。

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