図鑑No.027 13号対空電探
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装備図鑑
潜水艦を除くすべての艦艇に搭載可能な小型対空電探。小型ゆえに性能は他の電探と比べると低いものの、駆逐艦はこれが唯一載せられる対空電探。夜戦を連撃仕様にすると10cm高角砲×2、と残りの1スロットに選択肢として入りうる。防空艦としての対空と夜戦連撃の安定感を目指した装備例。
電探開発は成功確率が低く、確実に手に入れたいのであれば初期装備として持ってくる時雨改二や木曾改二への改造が確実である。
元ネタは、日本海軍の傑作対空電探である「三式一号三型電波探信儀」、通称「13号電探」である。
これ以外の電探も「◯式△号□型電波探信義」を「△□号電探」と略す。
図鑑説明文にもある通り、元々は陸上用の対空電探。重量110kgと軽く分解すれば持ち運び可能、探知範囲は航空機単機で50km、編隊で150kmまで探知可能で、敵が「敵味方識別装置」を使用していれば240~300kmまで探知可能という優秀な対空電探であったため、「13号対空電探」として採用された。
艦これでは潜水艦に装備することはできないが、史実ではこの13号電探を潜水艦にも搭載した。浮上航行中、および潜望鏡深度での航行中に対空警戒を行うことができるため、潜水艦の被弾率が著しく減少した。
史実では傑作とも言うべき優秀な電探なのだが、艦これでは21号電探の下位互換とも言える性能で、微妙な装備なのは残念なところである。
ちなみに、電探の「△号」の番号でその用途が分かる。「一号」は陸上見張用電探であり、このことからも13号電探が元は陸上用だったことが分かる。
余談だが、日本軍の電探そのものの性能は末期までに世界の性能には追いついたが、それを表示するモニターの画質は最悪で見極めるには心眼を必要とすると言われた程らしい。意味NEE。
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