図鑑No.182 明石
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艦娘図鑑
日本海軍唯一の新造工作艦。
艦名は兵庫県の景勝地「明石の浦」にちなんで名づけられた。
米海軍工作艦『メデューサ(AR-1)en』並みの修理能力を持つ特務艦として建造。
進水:1938年
全長:154,66m
全幅:20,50m
速力:19,2ノット
CV:種田梨沙
台詞等から見る史実
アイテム屋娘・大型建造指南役だった彼女が遂に艤装を装備し艦娘として登場した。
2014/4/23開始の1周年イベント「索敵機、発艦始め!」のE-2にあたるマップのクリア報酬。
艦種はこれまでにない「工作艦(REPAIR SHIP)」であり、艦娘のダメージを回復させることができるという独特の能力を持つ。
明石の使い方はこちらの記事を参照。
→E2で手に入れた後は・・・。『明石』の使い方まとめ!他 明石改の詳細
工作艦とは、クレーン・溶接機・各種工作機械などを装備し、艦船の補修・整備を行うための艦であり、いわば「移動工廠」。
(と言っても移動中や戦闘中に修理が行えるわけではなく、港湾や泊地内に停泊し、整備が必要な艦船を横付けして作業を行う。)
1924年に商船改造の工作艦『関東』沈没以降、長らく新型工作艦建造が熱望されていたが、予算難から中々実現せず、1934年の『マル2計画』でようやく承認され、建造された。
目標としたのは米国海軍が1924年に建造した工作艦『メデューサ』
前後甲板に12.7cm連装高角砲と25mm連装機銃を装備しており、ある程度の自衛は可能であり、船体形状も平甲板型(露天甲板が艦首から艦尾まで同一甲板)を採用するなど、徹底して作業を実施しやすい構造をとった。工作に従事する工作部員(軍属や民間人)も多数乗艦。
その修復能力は非常に優秀で、太平洋戦争の開戦と同時に南方に進出し、各地を駆けまわった。
その整備・補修能力の高さから、米海軍から『最重要攻撃目標』としてマークされることになったほど。
1944年にトラック、パラオと二度にわたって空襲を受け大破着底。
日本海軍は南方での艦艇修理の要を失い、それ以後、南方で大破損した艦は設備の整った内地への帰還を余儀なくされた。
1944年5月10日に除籍。1954年、大破着底した明石の解体処分が行われている。
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