【1943年 い号作戦】割に合わない戦果。山本五十六の戦死。
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主要海戦・作戦
航空兵力がすり潰されていく・・・
い号作戦
●概要
1943年4月7日から15日にかけて第十一航空艦隊と第三艦隊所属の艦載機により、ガダルカナル島やニューギニア島南東部のポートモレスビーなどに打撃を与えるために行った空襲作戦。
ラバウル基地に赴いた山本五十六連合艦隊司令長官の指揮により約一週間実施されたが、戦果の割には多くの搭乗員と機体を失うことになった。
●内容
日本海軍はケ号作戦後、海軍方針や陸軍との協定によりニューギニア方面を重視していくことにした。
この頃、南東方面の日本海軍基地航空部隊は練度低下、器材搭乗員の損耗共に激しく、夜間少数機で行っていた陸攻の夜間爆撃すら実施困難となっていた。
このような状況下、航空戦力による敵有力部隊の撃破と南東方面の制空権獲得のため、第三艦隊所属の母艦飛行機隊を陸上基地に展開させることを決意した。
「瑞鶴」ほか3隻の空母の艦載機は、地上基地に移されてから発進。
指揮は第三艦隊と基地航空部隊である第十一航空艦隊を統一して指揮する必要があり、これまでの慣例では先任にあたる十一航艦の草鹿任一が統一指揮をとることになるのだが、母艦飛行機隊の指揮を基地航空部隊の指揮官に任せて必要以上に消耗させたくないという第三艦隊の意向もあり、連合艦隊司令長官である山本五十六が統一指揮をとることになった。
結果としては、戦果の割には被害が多く、搭乗員と機体を多数失うことになった。
「日本海軍にとってまったく引き合わない作戦であった」「山本長官が強行したい号作戦は多少の成果はあげ得たものの、ほぼ失敗だったといってよい」といった評価をされることが多い。
ちなみに、米軍側は、日々の偵察機により逐次日本軍の兵力配備の把握に努め邀撃戦力の準備を進め、レーダーやコーストウォッチャーにより攻撃を事前に予測し、当日は爆撃機や在泊艦船を避退させ、被害を極限している。
●山本五十六の戦死
作戦終了後の18日、連合艦隊司令部一行はショートランド方面への視察に出発した。
これは前線視察を兼ねて現地将兵の士気高揚を狙ったものであったが、同時にガ島奪回作戦以来、苦闘を続ける陸軍第17軍に対し参謀長の宇垣は司令部を訪問しその戦功を労いたいと以前から考えており、山本もそれを望んでいたことも理由の一つ。
司令部一行は2機の一式陸攻に分譲し、護衛の零戦6機をともなってラバウル東飛行場を発進。
しかし暗号解読して待ち伏せていた米軍機の襲撃により一式陸攻は2機とも撃墜され、山本は戦死した。
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コメント一覧
ハワイだってやるべきじゃなかった。インパールや終戦直前の陸軍の騒動のように、省益あって国益なしの役人・軍中央があまりにもお粗末。今もそうなのかも・・・日本国民のレベルなのだろうか。
無能な軍司令部、内閣の議員、役人は責任感はない。それすら、現場で戦っている兵隊のせいにしている。安全地帯にいるやつが一番❌をうけるべき。政府役人すべて、軍の愚かすぎる幹部の軍人、すべて責任をとれ、甘んじて縛につけ。卑怯ものども。
戦争の勝敗は、昭和18年12月で決していた。直ぐに降伏すべきだった。これ以降は負け戦のみで哀れな日本の姿である。
なけなしの航空機を使い、貴重すぎるパイロットを後先の状況をよく考えて実施した作戦を行ったにせよ、勝ち目の戦いは哀れである。ろ号作戦の結果で直ぐに降伏すべきであった。
なけなしの航空機を使い、貴重すぎるパイロットを後先の状況をよく考えて実施した作戦を行ったにせよ、勝ち目のない戦いは哀れである。ろ号作戦の結果で直ぐに降伏すべきであった。しかし、安全地帯にいる司令部、軍令部の無責任には頭にくる。