図鑑No.6 赤城

航空母艦「赤城」。同型艦は「天城」（未完）。

太平洋戦争初期において、機動部隊の旗艦として活躍する。

進水：1925年

全長：261,2m

全幅：29,0m

速力：32,1ノット

CV：藤田咲

 

台詞等から見る史実

元々は八八艦隊計画の天城型巡洋戦艦2番艦として起工したが、完成前に軍縮条約が締結されたことから、「未完成艦の処分」内容を回避するため航空母艦へ改造された。

名前の由来が空母でありながら山名にちなんでいるのはこの艦種変更のため。

なお、姉の天城は関東大震災により竜骨を破損したため破棄、代艦として加賀型戦艦1番艦だった戦艦「加賀」が航空母艦に改造された。

 

大きな船体と特徴的な三段式甲板から国民から広く親しまれた。

当時の人たちは長門派か赤城派かの2大派閥に水雷戦隊派がそこに加わるといった感じ。

今で言えばwin派かmac派かにlinux派が絡むみたいな感じだろうか。

ちなみにこの三段式甲板かなりポンコツで、実際のところ一番上以外は距離が短すぎて艦上機運用に使えない、中段に至っては、艦橋と連装砲が載ってたので使用不能という有様。

赤城さんの言うとおり「三段式甲板は・・要りませんよね？」

はい、いりませんでした。

 

この三段式甲板含め、後にあれこれ近代化改修されるのだが、元々完成も近かった戦艦をむりやり改造したため色々と不具合が発生。

特に居住性はひどかったようで、旧石炭庫を居住室に転用するなど、艦内は迷路同然だった模様。赤痢や結核も蔓延しついた異名は「人殺し長屋」。ただ、食事だけは上等だったらしい。

 

 

戦闘においては連戦連勝。彼女自身の自己紹介の通り、無敵艦隊とも言われるほどの快進撃を重ねる。

「第1航空艦隊」とは、ハワイ作戦を前に日本海軍が保有する大型の正規空母、6隻を一つに纏めた世界初の空母機動艦隊のこと。

このうち空襲部隊を指して、司令長官の名前から「南雲機動部隊」と呼ばれる。

空襲部隊については、

第1航空戦隊（一航戦）＝赤城・加賀

第2航空戦隊（二航戦）＝飛龍・蒼龍

第5航空戦隊（五航戦）＝翔鶴・瑞鶴

といった感じ。赤城さんが一航戦とか南雲機動部隊とか言ってるのはこのため。

 

この連戦連勝ムードが、彼女自身よく口にする「慢心」を招き、ミッドウェー海戦で大敗を喫することになる。

主に策敵不足だったせいだと言われるこのミッドウェー。

 

最初は敵艦を想定して魚雷を装備→敵艦いないっぽい。ミッドウェー基地への対地装備にしよう！→やっぱいたわ！魚雷はよ！

 

こんな感じで、時間のかかる艦載機装備の付け替えをしている間にやられた。

攻撃を受けてる最中にも装備換装は完了しておらず、格納庫には作業中の魚雷や爆弾が転がっていた。

危険物だらけの状態で赤城は命中2発、至近弾1発の計3発を被弾。内側から誘爆し炎上した。

最後は航行不能と判断され、第四駆逐艦隊（嵐・荻風・野分・舞風）によって魚雷処分となり、このミッドウェーで沈んだ。

 

彼女が「烈風」や「流星」を知らないご様子なのは、ミッドウェーよりも後で出来た機体のため。

決して食べているからではない。いいね？

 

 

ゲームにおいては序盤にクエストで確定報酬のため、多くの人に馴染みがある艦。

最初の頃はその燃費に苦しめられるが、戦力として申し分ないので是非活躍させてほしい。

ちなみに、

消費も入渠時間も多すぎ！→初心者

なんかこの大食いもかわいく思えてきた→中級者

気付いたら99だったわ→上級者

だと思っている。個人的に。