図鑑No.068 大発動艇
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装備図鑑
揚陸艦あきつ丸、水上機母艦千歳・千代田のみが搭載できる特殊装備。
遠征の報酬資源が+5%(小数点以下は切捨て)される効果を持つ。
効果は20%(4隻)まで累積可なので、4隻あれば1.2倍の資源を得られる。
遠征大成功時は大成功加算された数字に5%上乗せ。最大で20%上乗せされ、ただの成功時と比較して1.8倍となる。
詳しくはこちらの記事で→“大発”は使える装備なのか?遠征効率からその性能を考察してみる。
その分戦闘における効果は一切無く、ただスロットを埋めるだけの存在となる。
現在の入手方法はあきつ丸の初期装備のみ。 つまりは大型建造のみである。あきつ丸を狙って出すよりは、運良く手に入ったら使うくらいの感覚で。
日本陸海軍が揃って運用した上陸用舟艇で、太平洋戦争の島嶼戦闘における隠れたMVP。一部ではこれが無ければ太平洋戦争は戦えなかったとも言われているほど。
実用品としては世界初であり、渡し板方式(前面がパタンと倒れて兵士や車両が出られる方式)も世界初。
米軍も日華事変のときに撮影した大発を参考に、「LCVP(ヒギンズ・ボート)」と呼ばれる上陸用舟艇を開発している。
イラストでは渡し板の部分が文字と被って見えない。妖精さんの向きも相まって間違いやすいが、イラストの手前が船尾。文字で隠れている方向が船首である。
単胴の船体だが、船首側が二股に別れたY字型の船体(船底)のお陰で浜にのし上げても転倒しない。また、碇を船尾側に設置したことで、満潮を待って碇を引けば船体はバックして撤収の操船が簡単、といった細かい配慮がなされている。
艦これでは水母とあきつ丸しか運用出来ないが、実際には那珂などの軽巡や駆逐艦にも搭載された。
海軍での名称は十四米特型運貨船であり、末期には内火艇の代用品として搭載されている場合もあった。鼠輸送任務では物資を積んだまま駆逐艦に牽引されたりもしている。
緒戦のマレー・フィリピン上陸作戦、ソロモン諸島の戦い、キスカ撤退作戦などで数々のドラマを生み出したのもこの大発。
南方戦線では、大型発動艇が延々と島伝いに人員・物資を運んでいく「蟻輸送」という輸送任務にも従事していた。
ちなみにA型~D型と幾つかタイプが有り、太平洋戦争で主力になったのはD型と呼ばれる、八九式中戦車の揚陸が可能なタイプである。
なお、某自動車メーカーとは何の関係もない。あっちは当初「發動機製造(株)」と言う会社名で、本社が大阪にあることから、大阪の「大」と発動機の「発」をとって1951年に現在の社名になった。
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