図鑑No.061 二式艦上偵察機
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最終更新日:2014/02/05
装備図鑑
2014.1月現在、ランキング報酬として配布されたのみであり開発不可かつ初期装備で持ってくる艦娘もいない。
彩雲と同じく艦上偵察機。彩雲と違い、T字不利を防ぐ効果はないので、単純に索敵を成功させるための装備といえる。
元ネタは、「空技廠 二式艦上偵察機一一型(D4Y1-C)」。愛知航空機で生産されたため、「愛知 二式艦偵」とも呼ばれる。艦上爆撃機としては強度不足だった彗星の試作機を転用。当時の帝国海軍随一の速度と航続距離を持つ偵察機として採用された。
当時は九七式艦攻や零式水上観測機が偵察任務に用いられていたが、速力や航続距離において満足出来るものではなかった。そのため速度と航続距離に優れた試作機に注目が集まり、爆撃機に先んじて高速偵察機として採用されるに至った。
正式採用は昭和17年7月。当の彗星は昭和18年12月に採用と遅れに遅れた…。
蒼龍に搭載されミッドウェー海戦に参加したのは、正確には「十三試艦爆」という正真正銘の試作機。
5機しかない試作機の内3機を偵察機に改造。その内の2機が高速偵察機を切望していた二航戦に届けられた。
飛龍の戦闘詳報では、敵機動部隊の策敵に成功し反撃を容易にしたとして「功績抜群なり」と極めて高く評価されている。
しかし十三試爆からの偵察情報は無線機故障で伝わらず、飛龍に着艦したのは第二次攻撃隊が発艦した直後。直接的な貢献は果たせなかった。
飛龍に敵空母の位置を知らせてきたのは筑摩から飛び立った偵察機で、飛龍の第一次攻撃隊及び第二次攻撃隊の誘導も行っている。
二式艦上偵察機としては、マリアナ沖海戦時の翔鶴に10機ほど搭載され索敵に参加した記録がある。
空母機動部隊を失って以来、主に陸上基地で運用された。そのためか文献によっては形式番号の末尾を艦載機を表す「C」ではなく、陸上機を表す「R」としている。
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