図鑑No.028 22号対水上電探
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装備図鑑
レア度は低い電探なのだが、艦これあるあるの開発の偏りによっては、この電探だけもっていない提督も結構いたっぽい。最近はあまり持っていないという人の声も少なくなったが。
以下の艦娘が改造の際に持ってきてくれるが、艦娘自体の入手が難しかったり、高レベルが必要だったりと大変ではある。上位の水上電探である33号や32号にいずれは乗せ換えていきたいので、図鑑を埋める際の参考程度に。
大和改(Lv60)、武蔵改(Lv40)、熊野改(Lv35)、五十鈴改二(Lv50)、夕雲改(Lv30)、時雨改二(Lv60)、阿賀野改(Lv35)、能代改(Lv35)、金剛改二(Lv75) <2014,1月現在>
性能は中々優秀で、上記の通り、上位の水上電探に33号と32号があるもののどちらもレア度が高く手に入れにくいので、この22号も主力になりうる。
元ネタは、日本海軍の「仮称二号電波探信儀二型」で通称「22号電探」。一号が陸上見張用の電探に対し、二号は艦上見張用電探である。
ちなみに、これに改良を重ね、射撃用レーダーとしたのが33号対水上電探。32号対水上電探を小型化したのが33号だと間違われがちなので注意。
試作器ができたのは1942年のミッドウェー海戦前で、戦艦日向に搭載されアリューシャン列島沖で試験が行われた。試験の結果はまずまずで、濃霧の中でも35km先にいた戦艦伊勢を探知できた。また、周りが見えない中での進路維持にも役に立った。
キスカ撤退作戦には新鋭駆逐艦島風に搭載されて実戦投入されている。ここでは快調に作動しかなり役立った。
こうして実戦配備するために、まだ作動が不安定でデカすぎる図体を小さくするために大幅な改良が進められることに…なったのだが、量産型の完成までこぎ着けたのはなんと1944年。小型化は割りと早期に達成出来たのだが、安定化に時間がかかった。(この時小型化のみ達成されたものは22号改二と呼ばれる)
遅れた理由は開発関係者が機構が簡単な方式に固執したために、実験を怠った、いうなれば慢心のせい。
そしてようやく1944年のレイテ沖海戦直前に実用的な”22号改四“として量産された。最終的な性能は上々であったが、さすがに遅すぎた。
だがこの22号電探、終戦後に意外なところで活躍を見せる。それが 捕鯨船のレーダー。
敗戦で食料難なので捕鯨へ向かうことに→捕鯨に向かう先の南氷洋にレーダー無しでは無理→かと言って敗戦国の日本がレーダーを作ることは拒否される。そこでこの22号電探を捕鯨船に載せた。
時代遅れで、海外では市販でもこれよりも良いものが売られているだとか、皇族の高松宮殿下にも「これ使えるのか?」と言われる始末ではあったが、それでも役目を果たし、戦後の日本を支えた名電探である。
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コメント一覧
上位の電探を狙った開発レシピでは出てこないとの事ですが、
うちでは、10/11/251/250の32号狙ったレシピで出てきましたよ。
このレシピで結構いっぱい出てくるので、今では22号は10個以上もってたりします。
32号は2個、33号はイベントとかの分含めて6個しかないのに。
>そのレシピで出るんですね。修正しておきますねー。
以前はよくこの電探だけ出ないとか見かけたので、てっきり出ないものかとw
だいぶ前は主流のレシピも違ったからとかもあるかもしれないですね。
昔からは、テーブル変わっていってる様な気もしますね。
同じレシピで、昔は全然見ないといわれていた14号も最近よく見るようになりましたし。
色々と内部はいじられてそうですね。
>そうですねー。その辺の変更はこちらでは体感でしか認識できませんしねえ。
運営のみぞ知る…。