図鑑No.72 響
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最終更新日:2014/01/05
艦娘図鑑
「響」は吹雪型(特型)駆逐艦の22番艦。
暁型(特Ⅲ型)駆逐艦の2番艦である。
進水:1932年
全長:118m
全幅:10,36m
速力:38ノット
CV:洲崎綾
台詞等から見る史実
終戦まで生き残った数少ない駆逐艦。その様子は彼女自身の言う通り「不死鳥」に例えられた。
艦これでも改二「Верный」の実装によりその史実については結構有名。
竣工後は第6駆逐隊に編入。暁・響・雷・電で第6駆逐隊を編成した。
2番艦だが、実は竣工が一番遅く末っ子だったりする。日本海軍こんなんばっかりだな・・・。
バタビア沖海戦、キスカ島撤退作戦、マリアナ沖海戦などに参加。大きな損傷を負うことも少なくなかったが、沈むことはなく終戦まで耐え抜いた。レイテ沖海戦には損傷のため参加していない。
自己紹介にある大和水上特攻時について。
1945年、響は第7駆逐隊へ編入。戦艦「大和」の沖縄水上特攻作戦に従事すべく呉を出航した。
しかし、周防灘で触雷して航行不能となり、駆逐艦「朝霜」に護衛されて呉に帰投することになった。
夕刻には速力8-9ノット発揮が可能となり、自力で呉に向かった。「朝霜」は「響」の無事を見届けて去っている。これが響のいう同行できなかったという作戦。
終戦後は賠償艦としてソ連に引き渡された。
名前は「Верный(ヴェールヌイ)」と改称。
ロシア語で「真実の、信頼できる」といった意味の形容詞である。
第一線を退いたあとは練習艦に変更され、同時に艦名も「Декабрист(デカブリスト)」に改められた。(意味はロシア革命参加者の名前である。)
最後は老朽化によって海軍航空隊の標的艦として処分され、ウラジオストック沖のカラムジナ島岸に眠っている。
艦これでの台詞でロシア語が混じっているのはこういった経緯から。
「ハラショー」は「素晴らしい」、「スパスィーバ」は「ありがとう」といった意味合いである。
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