図鑑No.9 飛龍
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最終更新日:2013/12/16
艦娘図鑑
飛龍は主力空母の1隻として活躍した航空母艦。
ミッドウェー海戦では当初は4空母のうち被弾を免れており、山口多聞少将の指揮下、米空母「ヨークタウン」を撃破した。
進水:1937年
全長:227,35m
全幅:22,32m
速力:34,5ノット
CV:上坂すみれ
台詞等から見る史実
当初は「蒼龍」型2番艦として計画・建造されていたが、蒼龍の手直しに時間がかかっている間に日本は軍縮条約を脱退。設計の自由度が増したため、飛龍型航空母艦として完成した。
蒼龍と比べて、飛行甲板幅の拡大・艦橋の位置変更などが行われている。
艦橋については左舷中央に配置していて、この左舷艦橋は世界の空母の中でも珍しく、「赤城」「飛龍」の2隻のみ。
この左舷艦橋によって、蒼龍との見分けはつきやすかった。
この左舷艦橋、煤煙が艦橋に流れ込む、気流が乱れて着艦しづらくなる等の問題は発生したものの、それ以外は日本空母の決定版といえる完成度。この「飛龍」をベースとして翔鶴型や雲龍型が設計された。
艦これでの「飛龍」は他の艦娘に比べて史実に基づいた台詞が多いので、今回はそれに沿ってご紹介。
「多聞丸」とはミッドウェーで最後を共にした司令官「山口多聞」のこと。米軍からも山本五十六の後継者として恐れられた闘将。非常に厳しい人だったようで「人殺し多聞丸」などと呼ばれていたらしい。
また、この山口多聞は第二航空戦隊の司令官であり、飛龍の艦長は加来止男少将。
彼もまたミッドウェー最後のときには山口提督と飛龍に残り運命を共にしている。このときの二人の会話が、轟沈時の台詞である「最期に月を肴に一杯やるかなぁ…」の元ネタ。
「友永隊」はミッドウェー基地への攻撃を行った第一次攻撃部隊で、基地攻撃後は「飛龍」から敵空母への攻撃を行った航空隊のこと。隊長が友永丈市だったのでこう呼ばれる。
ミッドウェー基地攻撃時には、米軍はレーダーですでに友永隊の襲来を察知していて、全ての航空機を離陸させた後だった。友永は機動部隊に暗号で「カワ・カワ・カワ(第二次攻撃の要あり)」と打電した。台詞「第二次攻撃の要を認めます、急いで!」はこのことからきている。
「たとえ最後の1艦になっても叩いてみせます」や「どんな苦境でも戦えます」の台詞はミッドウェー海戦で他3隻が失われる中、最後まで飛龍のみが残り反撃を試みたことから。
攻撃隊は米空母「ヨークタウン」を大破に追い込むものの、最後は集中攻撃を受けて自身も大破。
「巻雲」によって魚雷処分となった。
その他には、
戦績表示の際の台詞「赤レンガ」は海軍省の通称。当時の建物が赤レンガ造りだったから。
帰投時の「MI作戦」はミッドウェー攻略作戦。結果は上記の通りである。
艦これでは蒼龍に比べて入手が困難な艦である。
手に入れた際にはタッチしすぎて、多聞丸に怒られないようにしよう!
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