【1944年 レイテ沖海戦】史上最大の海戦。多数の轟沈を受けて事実上の連合艦隊壊滅
公開日:
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最終更新日:2014/07/24
主要海戦・作戦
史上最大の海戦と言われるレイテ沖海戦。
1944年 レイテ沖海戦
●概要
1944年10月23日から同25日にかけてフィリピン及びフィリピン周辺海域で発生した、日本海軍とアメリカ海軍とオーストラリア海軍からなる連合国軍との間で交わされた一連の海戦の総称。
日本側と連合国側の主攻目標が共にレイテ島(レイテ湾)であったことから、この名が付けられた。比島沖海戦もしくはフィリピン沖海戦(2nd battle of the Philippine Sea)ともいう。
分かりにくいが、「レイテ沖海戦」はこの戦いの総称であり、細分化するとシブヤン海海戦、スリガオ海峡海戦、エンガノ岬沖海戦、サマール沖海戦の4つの海戦からなる。また、この戦いにおける日本軍の作戦名が「捷一号作戦」である。(ちなみに連合軍側はキングII作戦)
その規模、戦域範囲の広さから史上最大の海戦と言われ、日本軍は総力をあげて多くの戦力を投入、当海戦で敗北を喫し、事実上、艦隊戦力は壊滅した。
●内容
マリアナ沖海戦の敗北を受けて、戦局は確実に敗北へと向かっていた日本にとって、今後の案はいくつかあるものの、基本的には、「同じ和を求めるにしても、敵に打撃を与えていたほうが有利な立場として講和を結べるだろう」というものだった。
そのために両軍にとって重要な意味を持つフィリピンでの決戦となった。
ここで全ての海戦については触れないが(興味のある方は調べてみよう)、作戦はおおまかに
「フィリピンのレイテ島に侵攻した連合軍とその艦隊に対し、「瑞鶴」を旗艦とする第三艦隊が囮として米機動部隊を北へ釣り上げ、護衛部隊がいなくなった敵上陸部隊を第二・第五の両艦隊を西から殴り込ませて撃滅する」
というもの。
艦これでは第三艦隊(小沢艦隊)のエンガノ岬沖海戦、第二艦隊(西村艦隊)のスリガオ海峡夜戦、第二艦隊(栗田艦隊)のサマール島沖海戦、武蔵の沈んだシブヤン海海戦(栗田艦隊)が図鑑及び艦娘のセリフ内で登場している。
●結果
上記概要の通り、多数の戦力を投入した決戦であったが、ここでも日本軍はほとんどアメリカ軍に損害を与えられず、囮となった空母4隻は全滅、さらに戦艦3隻のほか多数の巡洋艦・駆逐艦も沈没・損傷し、連合艦隊は事実上壊滅した。
作戦終了後、本土へ帰還中に「金剛」が米潜の雷撃により沈没している。
また、有名な栗田艦隊のいわゆる「謎の反転」も当海戦での出来事。
「レイテ沖海戦に寄せられる深い関心の大半は、この「なぞの反転」のなぞ解きにあると言っても過言ではない」と指摘されているほど、その反転には謎が残っているので、気になる方は諸説調べてみるのもいいかと。
その評価は「最悪の愚行」から「当時では最善の判断」まで極めて混沌としている。栗田自身は終戦後の取材で発言はしているものの、明確な理由までは語っておらず、未だにその真意は分かっていない。
●主な参加艦艇
参加艦艇:大和 武蔵 長門 金剛 榛名 山城 扶桑 愛宕 高雄 摩耶 鳥海 妙高 羽黒 那智 足柄 鈴谷 熊野 利根 筑摩 最上 青葉
能代 矢矧 阿武隈 鬼怒 早霜 秋霜 岸波 沖波 朝霜 長波 浜波 藤波 島風 浦風 磯風 雪風 浜風 清霜 野分 山雲 朝雲 満潮
時雨 曙 潮 霞 不知火 若葉 初春 初霜 浦波
瑞鶴 千代田 千歳 瑞鳳 伊勢 日向 多摩 五十鈴 大淀 槇 杉 桐 桑 初月 秋月 若月 霜月 秋風
赤字は轟沈した艦艇。
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コメント一覧
そもそも反転=敵前逃亡ってのが虚報(プロパガンダ)で、
味方より現場を把握してた敵の総司令官が、わざわざ
「合流すべき味方が総て壊滅し、こちら側=敵に
完全包囲された状況で、どうやって?」
って本気で聞いてきたという奇跡の操艦。
実際に現場にいた利根の艦長も
「栗田長官の反転の決断は当然の判断」
「謎でも何でもない」
と言っている
謎だとか言っている事自体が、当事の実情を知らない人間のいい加減な意見ですよ
ヤキ1カ電は南西方面艦隊は発信していないと言われています
しかし南西方面艦隊ってレイテ海戦直後に司令長官含めて司令部人員が入れ替わっていてちゃんとした戦闘詳報残していないし、当事者たちも戦死したり戦後ほどなく病死したりしている
そもそも南西方面艦隊は発信していないという話自体、何処からの話なのか不明なんですよ
そっちの方が謎じゃない?
もうひとつ
ヤキ1カ電が謎とされる理由は
・発信者が不明
・受信記録がない
というのが理由ですが実は全く同じ状態の無電が第二航空艦隊と第六艦隊にも届いています
ヤキ1カ電は受電記録はなく記録上では南西方面艦隊や基地航空隊に宛てて
ヤキ1カの敵を攻撃されたし
の応援要請文が唯一です
実は第二航空艦隊も入手経路が不明な情報
ウキ5ソに空母3隻南下中
を元に航空隊に攻撃を命じる指令を出している
このウキ5ソはヤキ1カに近い地点だし時間も9:40の情報で9:45情報であるヤキ1カ電情報にこれまた近い
なお第二航空艦隊が命令を出したのは11:03で、上記栗田艦隊の応援要請が発信されたのは11:50なので栗田艦隊からの情報ではあり得ない
第六艦隊も同時刻、貴下の潜水艦部隊に
0900地点ヤンメ55付近に空母3隻南下中
と情報を流しています
このヤンメ55は艦船用の地点略語で航空用ではノキ5ソとなり、これまたヤキ1カの付近になりますが、この情報も第六艦隊の記録ではどうやって入手した情報かの記録はないです
つまり全く同時期に宛先不明の誤情報が栗田艦隊、第二航空艦隊、第六艦隊にそれぞれ知らされ、各隊それをもとに行動した
という謎があるわけです
こっちの方が謎ですね
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