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図鑑No.143 武蔵

公開日: : 最終更新日:2014/03/07 艦娘図鑑

艦これ 図鑑No.143 武蔵

「武蔵」は大和型戦艦の2番艦。

進水:1940年

全長:263,0m

全幅:38,9m

速力:27,46ノット

CV:味里(みさと)

 

台詞等から見る史実

2013.11イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」のE-5のクリア報酬で実装された。

大和型の2番艦であり、その運用コストなどは大和と同様にかなり厳しい。大破の消費資材を恐れておいそれと出撃させることは出来ず、史実で海軍が出撃を躊躇した理由を身を持って知ることができる。

 

容姿は日本人離れした感じで大和撫子のような姉とは対照的。

ツインテール、獣耳ぽい髪型、褐色肌に絶対領域、さらに巨乳でさらしとあざといくらいの属性てんこ盛りである。

そして伊8と同じく艦これでは貴重は眼鏡っ娘。武蔵で6隻目となりついに眼鏡っ娘艦隊が組めるようになった。

また、武蔵改になるとカラーリングが黒になる。これは改装時に銀鼠色(黒に近い鼠色)塗装したことに基いており、当時の乗員の間では「死に装束」で縁起が悪いと不評だった。また、この時の艦長が4代目、副長が2代目で、語呂合わせで「42装束」→「死に装束」ともかけていたっぽい。

 

性格も姉とは対照的に野性的で面倒見のよい姉御肌

提督とは同志のような対等な関係で接してくれる。

改にすることで少し台詞も変化し、母港で突くと「提督よ!?…まぁ、そういったことも…嫌いではないが……凱旋の後で、な。」・・・( ゚д゚)!!!

ちなみに生まれが三菱長崎造船所なので、カステラや皿うどん、でかいハンバーガー(佐世保バーガー)が好き。

“ブラウザ”や”アクセス”など強烈なメタ発言をする一面も。

 

 

史実での彼女は、時代が航空機へと移行してなおも米軍から「モンスター」と言われたほどの戦艦。

大和よりも遅れて起工したので、大和の建造中での不具合などの解消や旗艦設備の増強など、若干改良が加えられている。大和型の性能は姉の図鑑を参照。

こちらも温存され続け、1943年5月まで内地で過ごした。その後はマリアナ沖海戦レイテ沖海戦に参加するもその攻撃力を発揮する機会はなかった。

自己紹介での「存分に撃ちあいたかった」「今度は頼めるか」はこのため。

その出撃機会のなさから、こちらは大和ホテルに対して「武蔵御殿」などと呼ばれた。

豪華客船の建造経験のあった造船所だったこともあり、その内装は大和よりもさらに豪華だったという。

 

1944年10月、上述の銀鼠色への塗装(一緒に対空用の改装も少し行っている)をして、武蔵の最後となったレイテ沖海戦へと出撃する。

その塗装は案の定その巨体と相まってとても目立ち、敵航空機からの格好の標的となった。

ただしこれは、艦長の猪口大佐が航空戦力皆無のこの作戦に初めから無理を感じており、「誰かが囮をする必要がある。ならばこの武蔵が(1番大きく、旗艦でもないから)最適だ。」と判断した事から、自ら囮を望んでいたためであった。

攻撃開始から約5時間もの間、米航空機からの攻撃の大半を受け続け、最後はシブヤン海へと沈んでいった。

建造期間1591日に対し、艦齢821日の短い命だった。

 

このときの推定被害は被雷20本以上、被爆17発以上、至近弾20発以上という戦史上最大の大損害であるのだが、これは日本側の推定であり、米軍からの発表では魚雷の命中25本爆弾命中44発、ロケット弾命中9発、総投下数161発中命中78発とさらに多い報告となっている。

当然これだけの被害を受けた艦も、さらにそれでも浮力・航行能力を保った艦は彼女だけ。

皮肉にも、米軍にとってはこの時の経験が、後の大和を撃沈する際に活かされることとなった。

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