図鑑No.127 伊58
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最終更新日:2014/05/20
艦娘図鑑
「伊58」は巡潜乙型潜水艦である伊五四型潜水艦の1隻。
進水:1943年
全長:108,7m
全幅:9,3m
速力:(水上)17,7ノット (水中)6,5ノット
CV:中島愛
台詞等から見る史実
海の中からこんにちわ~!ゴーヤだよ!
ということで、「ゴーヤ」は公式での呼び名。
イムヤと同じく、スクール水着にセーラー服の上着だけといった独特の格好をしている。ぽっこりした下っ腹の膨らみがフタ○リに見える人もいるとかなんとか・・・。ゴーヤの魚雷さんとはこのことだったのか( ゚д゚)ハッ! 憲兵さんこっちです。
彼女によるとこのスクール水着、提督指定らしい。憲兵さんこっちです。
性格は語尾に「でち」とついたり、放置していると寂しがったりと甘えん坊で、ちょっと幼い感じ。22時には寝てしまう。
海や水着が好きなようで、時報ボイスでは「新しい水着」を欲しがったり、「ひらひらの水着」を着てみたいことが分かる。あと、アイスが好きらしい。
反対に「アレ」のことは嫌い、というか拒否反応を示す。あれとは回天のこと。搭載経験のある北上も同じような反応。
史実では、主に特攻兵器「回天」の運用を行った。
建造途中から回天母艦としての運用を前提としていたため、後甲板に主砲を装備しない状態で建造されている。
自己紹介での「凄い重巡」とは米重巡「インディアナポリス」のこと。大戦中に米艦隊の旗艦として知られ、ほぼ無傷でいた幸運艦であった。
発見当初は戦艦と誤認しており、回天での攻撃も予定していたが、先の通常魚雷で撃沈した。大物相手に出番のなかった回天搭乗員は悔しがったという。
これが対日戦争における米海軍水上艦艇最後の喪失となった。
この時撃沈したのが「インディアナポリス」であったこと、原爆の輸送帰りであったことを知ったのは終戦後のことだった。
その後終戦までに数度、魚雷・回天を以て攻撃を仕掛けるも目立った戦果は上記の撃沈のみで、多くは失敗に終わり、8月15日に日本が降伏をしたとの電報を受け三日後に呉に寄港。終戦まで残ったからか運の値が高い。
終戦後はアメリカ軍に接収され、11月に佐世保へ回航。翌1946年4月1日に五島列島沖に海没処分となった。
伊58艦長であった橋本以行少佐はその映像を見て涙を流し、「あの艦は私の人生の全てでした」と語っている。
余談だが、伊号第58潜水艦対重巡洋艦インディアナポリスのエピソードは後に「雷撃深度十九・五」という題名で小説化された。
さらに、この「雷撃深度十九・五」をもとにして「真夏のオリオン」という小説が発表され、映画化もされている。「真夏のオリオン」では、伊58は架空の潜水艦「伊号第77潜水艦」として登場。
雷撃深度一九・五 (文春文庫) 池上 司 文藝春秋 |
真夏のオリオン[文庫] (小学館文庫) 飯田 健三郎,552 小学館 |
さらにさらに、巨匠スピルバーグ監督の名作「ジョーズ」に紹介される悲劇のエピソードは、この時撃沈されたインディアナポリスが極秘任務であったために救助が遅れ、大量の遭難者を出したというものである。
ジョーズの影響でサメの襲撃による死者が多いと思われる節があるが、実際は救命ボートも使えず5日間も海に浮かんでいたことによる体力・気力消耗が原因だったらしい。
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