図鑑No.069 カ号観測機
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最終更新日:2014/02/05
装備図鑑
三式爆雷投射機や三式水中探信儀にも匹敵する対潜値+9という高い対潜能力を持つ。
軽空母にも装備可能。空母が昼の砲撃戦に参加するには艦攻か艦爆を装備している必要があるので、カ号ガン積みということは出来ないが、ある程度の数を積めば十分な対潜能力を発揮できる。(それが必要かは別として…。)
また、図鑑には記載がないものの航巡も装備可能。
図鑑にもある通り航戦も装備可能で、伊勢や日向に装備することでヘリコプター搭載護衛艦(DDH)のような運用が可能。ロマン広がりんぐ。
帝国陸軍が運用していた弾着観測用複座オートジャイロ。オ号観測機ともいう。『カ号』は回転翼、『オ号』はオートジャイロの頭文字をとった。
帝国陸軍による独自開発ではなく、陸軍航空本部が1939年にアメリカから購入後、事故中破した「ケレット KD-1A」を技術本部の意向の下で復元・改修したものが試作一号機。その一号機を元に国産化したものが本機である。制式採用は1942年。
戦局の推移や諸々の事情で本来の用途にはほとんど使われず、もっぱら対潜哨戒機として用いられた。海軍が艦隊決戦脳すぎて船団護衛や輸送船航路の潜水艦狩りなどに戦力を回す余裕が殆ど無かったため、陸軍も本機のような対潜哨戒機を持っていた。
1943年にはあきつ丸を本格的な対潜哨戒機母艦として運用すべく、本機を用いた部隊編成が行われた。しかし肝心の本機が生産遅延や結局オートジャイロより固定翼機のほうが使えることから、搭載機には三式指揮連絡機となった。
さらにあきつ丸戦没とレイテ島陥落による南方航路の封鎖が重なり、外洋で船団護衛に使われることはついになかった。
一方、アメリカでは同時期にヘリコプターが実用化され、小規模輸送や対潜哨戒に運用されていたり…。
ちなみに、ヘリのようだが構造上VTOL機能はない。と言うか、機体の前進で生まれる相対気流で上部回転翼を駆動させているのでホバリングもVTOLも不可能。
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