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図鑑No.107 瑞鶴

公開日: : 最終更新日:2014/01/14 艦娘図鑑

艦これ 図鑑No.107 瑞鶴

「瑞鶴」は翔鶴型航空母艦の2番艦。

艦名の「瑞」はめでたいという意味、「鶴」は長寿の象徴。

進水:1939年

全長:257,5m

全幅:26m

速力:34,2ノット

CV:野水伊織

 

台詞等から見る史実

姉とは正反対の勝ち気な性格。執務室の提督を爆撃してこようとしたりもするが、放っておいたら放っておいたで寂しがる。かわいい。

史実では名前の通りの幸運っぷりを発揮。翔鶴の沈んだマリアナ沖海戦まで1発の被弾もなく、幸運艦と呼ばれた。艦これでの運の高さはこのことに由来。

改造後は史実での迷彩が施されたことを反映して服の色が変化。次のNoへの図鑑登録となる。

また、胸当ての「」の文字は艦の識別用。翔鶴型姉妹は搭乗員が間違えて着艦してしまったほど似ていたのでこの文字は重要だった。ただし、姉が沈んだ後は塗りつぶされており、エンガノ岬沖海戦時にはほぼ見えなくなっていたという。

 

 

姉と共に五航戦を編成。真珠湾、珊瑚海海戦、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦などで活躍した。詳しくは姉の図鑑も参照にしてほしい。

 

MO作戦では、MO機動部隊に編入されポートモレスビー攻略作戦の支援を行った。この時の海戦である珊瑚沖海戦においては、祥鳳が戦没、翔鶴も被弾する中、瑞鶴はスコールに逃げ込んで難を逃れ無傷であった

その後の南太平洋海戦においても翔鶴が中破する中、瑞鶴は1発の被弾もなかったため、この2度の大海戦での被害の差から幸運艦、不幸艦といった呼ばれ方をされるようになった。

 

しかし、空母自体の被弾はなくとも艦載機のほうはそうは行かず、艦載機・搭乗員ともに多数失われた。特に練度の高かったベテランの多くを消失したことは、七面鳥と呼ばれる元となるほど深刻であった。

 

そして姉の沈んでしまったマリアナ沖海戦を迎える。

なんとか搭乗員と艦載機をかき集めて、当海戦に参加。

この戦闘では、日本の艦載機の航続距離を活かした長距離航空攻撃での先制攻撃を仕掛けた。(日本の艦載機に比べてアメリカの艦載機は航続距離が短く、長距離からの一方的攻撃を試みたのである。)

アウトレンジから決めたいわね!」という台詞はこのことが元ネタ。

しかし、この攻撃は失敗に終わる。先手を取られたと察した米軍は迎撃に徹することを決定。米軍の技量の上昇に加えて、対空兵装の性能も高く、新兵器「VT信管」の投入などもあり、日本側艦載機は次々撃墜された。

また、この攻撃では2~3時間の長距離飛行が必要であり、即席のパイロットでは難しいものであったことも大きい。

この状況を米兵からは「ターキー・ショット(七面鳥撃ち)」と呼ばれてしまい、台詞での「七面鳥ですって?」はこれが元ネタ。

 

こうして姉を失い、完全敗北した後、瑞鶴は修理と共に改装を受ける。

改装については瑞鶴改の図鑑で。

 

そして最後となったレイテ沖海戦

なんとしてもレイテ湾に栗田艦隊を突入させたかった日本海軍は、瑞鶴を含む機動艦隊を囮として米航空機からの攻撃を逸らす戦法を取ることに。(空母による制空権奪取は不可能な戦力しかなかったため)

こうして囮となった瑞鶴は最後まで奮戦するも、米軍機動部隊からの猛烈な空襲を受けて海へと沈んでいった。(エンガノ岬沖海戦

 

大破し最後の時を迎える前には、乗員によって軍艦旗が静かに下ろされ、総員敬礼、ついで有名な万歳三唱が起きたという。

この時の敬礼をしている写真がwikipediaに載っている。

最後の時を日本側が撮影している艦というのは珍しかったりする。

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