図鑑No.092 毘式40mm連装機銃
公開日:
:
装備図鑑
2014年6月6日のアップデートにて、大鯨の初期装備として実装された。
他の機銃と違い、回避に+1が付くため、多少ではあるが差別化が図られている。(と言っても現状”機銃”自体にあまり価値を見いだせないため、今後のシステム次第か)
元ネタは毘式四十粍機銃の連装銃架。図鑑の説明文の通り、英国生まれの機銃であり「毘」はヴィッカースの「ビ」のあて字。
妖精さんがティータイム中なのはあの戦艦の影響だろうか。
イギリスでの名称は「ヴィッカース QF 2ポンド砲」図鑑にもあるよう、独特の射撃音から「ポンポン砲」と呼ばれた。
「QF 2ポンド砲」は改良が重ねられ、第二次大戦中にはメジャーな防空兵器の一つとして運用された。
濃密な弾幕を展開でき、また一発一発の威力が高いことが特徴で、開発後はこぞって各国が採用した。
なんかすごそうだが・・・実際は・・・
安心のイギリス製。
使ってみると弾丸の重さの割に発射速度が遅く、弾道特性も悪い、射程も短いと欠点が次々噴出。致命的だったのは給弾機構と機関部の不具合で、頻繁に弾詰まり(ジャム)を起こしていた。
マレー沖海戦ではプリンス・オブ・ウェールズにこれの8連装タイプが4基搭載していたのだが、約2時間続いた対空戦闘の中で1基は12回、もう1基は8回も故障を起こして、射撃を中止している。
長門型や高雄型が装備していたが上記のように対空火器としては致命的な欠陥を抱えた砲だったため、日本海軍では早期に見切りをつけてより信頼性や射程に勝る25mm機銃に交換された。
それでも大戦初期には初春型や五月雨以前の白露型に対空機銃として搭載されている。(後に撤去されることになるが…)
Link
-
週間人気記事