図鑑No.059 零式水上観測機
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装備図鑑
零式水上偵察機の上位互換にして「水偵」の分類の中では艦これ最強の装備。 能力値だけで見れば、水上爆撃機である瑞雲にも命中の点で勝る。瑞雲は爆装値が上で開幕航空戦ができるので比較するのは難しいけど。
優秀な装備ではあるのだが、大和型姉妹の初期装備として持って来るだけなのでレア度はとんでもなく高い。大型艦建造の実装で大和が建造出来るため、一応は量産は可能だが…。
2013/11/27の「リスト表示並び順がID順から装備種類順に変更されます。」に伴い、コモン装備の零式水上「偵察」機と見間違えて、レアな本機を誤認「廃棄」する提督が続出している。私です^q^
武蔵などから外す際は、ロックを掛けた別の艦船に移し替えておくといいかと!
ちなみに運営も「表示順変更についてご留意/ご理解頂けますと幸いです。」とコメントしている。
元ネタは日本海軍の「零式水上観測機」で、通称「零観」。日本海軍最後の複葉機である。瑞雲と共に名作と名高い水上機。複葉機侮りがたし!確かに時代は単葉機へと移行していくのだが、複葉機だからこその性能というのもある。
複葉機は、単葉機に比べ速度が遅く、実際に零観は最高速度370km/hと結構遅い。しかし、速度を犠牲にしたおかげで良好な格闘戦能力を持っている。また、上昇能力も単葉機と比べ良好で、高度5000mまで9分で到達できる。これは同時期の単葉機を凌駕している。
弾着観測機なのになんでこんなに空戦性能が良いかというと、砲撃戦中に同じ目的の敵機を追い払ったり、観測を妨害しようとする敵戦闘機の相手をすることが想定されたためである。
実際の太平洋戦争では、当初予定していた艦砲の弾着観測という任務を遂行する場面は少なかったのだが、その格闘戦能力と安定性が高い使い勝手の良さから、船団護衛・対潜哨戒・爆撃・敵機迎撃など様々な任務で多用された。
特に空戦能力では、単葉機である九六式艦戦に匹敵し、F4FやP-39などの戦闘機や爆撃機、さらにはあのF6Fという明らかに格上の相手を撃墜している。(F6Fを撃墜したパイロットは藤田中尉、あのアメリカ本土爆撃を世界で唯一成功させたパイロットでもある)
勿論、これらは稀な例であり、多くの零観が単葉戦闘機に撃墜されている。とはいえ戦果は戦果。
ちなみに瑞雲と共にこれほど優秀な水上機は他の国にはなかった。
というのも、どこの国も普通は陸の上空で戦うので、高性能化に熱心になる必要がなく海に囲まれた日本だからこその発達だったといえる。
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