角川から復刊の『海上護衛戦』に田中Pの帯・解説付きに賛否
日本海軍で海上護衛総司令部参謀をつとめた”大井篤”の著作、「海上護衛戦」が角川から復刊。
貴重な記録が書かれた名著であるのだが、このタイミング・角川からの復刊ということで・・・。
帯と解説に田中Pの登場で賛否分かれている模様。
海上護衛戦、ずっと欲しかったから再販はありがたいのだけど、まさかこんなことになってるとはw pic.twitter.com/MAdqJkkm6F
— 長門. (@taru_nagato) 2014, 5月 26
<賛成>
絶版だった件の書籍が再販されたのは、明らかに艦これの恩恵なのだから、その立役者が、例え素人で目立ちたがりだろうが、解説という晴れ舞台に立つくらいは許容して拍手してあげてもいいのではないか?
海上護衛戦の解説を田中Pが書いてようが、本質を読み取って自分なりの回答を出せる人間の文章なら何も問題ないんじゃね、と。
まあなんつうか、田中Pのコメント見たさに新装版「海上護衛戦」買ったようなもんなのだが、これはこれで(個人的には)元とったと思っており俺は満足。
<反対>
海上護衛戦が角川から復刊して帯に艦これ云々と書かれる時代か…
海上護衛戦(角川文庫)、帯だけじゃなく解説まで角川ゲームスプロデューサー田中謙介なのかよ笑った。
今まで「嫌なら見るな」とヘイトを吐くたびに言われたが、海上護衛戦という何の関係も無い戦史書籍でさえ彼らはそれを要求してくるのか。
などなど。
個人的には、このタイミングの復刊は明らかに「艦これ」で興味を抱いた人に向けてであると思うので、まぁいいんじゃないかなーとは思いますけどねー。
ただ、帯くらいでよかったような気も・・・w
書籍内容
海軍で海上護衛総司令部参謀をつとめ、シーレーン(海上交通線)確保の最前線に立っていた著者がその戦略を綴った護衛戦の貴重な体験記。現代日本の防衛を考える上でも欠くことのできない記録である。
海上護衛戦 (角川文庫) 大井 篤 KADOKAWA/角川書店 |
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コメント一覧
「海上護衛戦」自体は戦線の一側面を記述した名著ですが、
あくまで「一側面」として受け止めるべきかと。
そもそも日本の場合は「正面戦力すら足りない」という事情があったわけで、
護衛に戦力を回したら「正面から打ち負かされ、主力でシーレーンを
切断される」事態に陥ります。
田中Pはそこまで踏まえた上で解説書いていればなんの問題もありませんが、
どうなのかなぁ。
海上護衛戦という本は学術論文並みの難しい内容が書いてある本です。
この本を艦これで知ったという連中が読んで理解できるワケがない。
日本の防衛に関わる人物がこの本を紹介するならともかく、
ブラウザゲーのPが紹介していい本ではない。