図鑑No.055 紫電改二
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装備図鑑
烈風と並び、レアで強力な艦戦。ホロレアだけあり開発では苦労するが、零式艦戦52型の+6に比べると大きく制空権争いが変わってくるので、ぜひこの紫電改二か烈風には後々乗せ換えていきたいところ。
人によっては烈風が出ずに、紫電改二に偏ったりすることも多々あるようだが、烈風ほどではないにせよ、こちらも十分使える装備なので気長に乗り換えて行けばいい。
モデルは帝国海軍の艦上戦闘機「試製紫電改二」。図鑑説明で「空母信濃が就航した暁には搭載してほしい」とあるのは、この試製紫電改二が信濃での発着艦試験に成功しているから。ちなみに操縦は元翔鶴戦闘機隊長山本重久少佐。「幻の…」というのは紫電改二はほとんど生産すらされておらず、戦争は既に末期で空母に載っけて何処か行くような時期では既になかった。
図鑑にもある通り、紫電改の艦載機型が紫電改二。「紫電改」と呼ばれるものはいくつかあり、紫電改二は試製紫電三一型の艦載機型である。
元々は水上戦闘機「強風」(設計製作は川西航空機が担当)を局地戦闘機として改造したもので、エンジンを「火星」から「誉」に変更したり、引き込み脚のために主翼を変更したりしたもの。ほとんど別物じゃないかと思うかもだが、実際流用出来たのはコックピット周辺くらい。ただそれでも新規開発よりは全然楽だったとか。
ちなみにこの「強風」、大量発注されたものの戦況の悪化でキャンセル。大量の在庫を余らせることとなった川西に対して、紫電を採用することでの救済措置も兼ねていた。
局地戦闘機とあるように、紫電改の欠点は航続距離が短いこと。それ以外は、多少の防弾装備に比較的良好な機動性に加え、高速の一撃離脱も可能な速度を有するなど、烈風のような優秀な戦闘機だった。
なおその設計思想のためか、「紫電」はF4Fワイルドキャット、「紫電改」はF6Fヘルキャットにシルエットがよく似ている。そのため味方から誤認され、攻撃される事が多かったとか…。
イラストに描かれてる機体は”ヤ-1155“ 谷田部海軍航空隊所属。実際には紫電一一型甲、つまり紫電改ではなく紫電。
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